声優のオーディションは自分ならではの性質をアピールしましょう

声優のオーディションには、大きく分けると2種類あります。1つは事務所に所属するためのオーディションで、もう1つは特定のキャラクターへのキャスティングをするオーディションです。

事務所に所億するためのオーディションは、ほとんどが養成所から関連する事務所へのオーディションになります。そのため、養成所を選ぶことがオーディション選びと直結しています。有名な大手の事務所であればまず問題はありません。

しかし、知っている人が見当たらないようなオーディションも中にはあります。インターネットの普及により、募集自体は難しくなくなっています。中でも声優業界は、声優になりたいけれどなれない人がとても多い業界です。そこに目を付け、悪徳な事業を行っている企業も少ないとは言えません。

小さい事務所を受ける場合は、所属している声優で有名な人がいるかどうか、出演している作品で知っている作品があるかどうかをチェックしましょう。キャスティングオーディションについては、事務所所属のためのオーディションに比べてなじみは薄いものです。実際、テレビアニメなどは、有名な声優や大手事務所に所属する新人の場合が多いです。

誰にも知られていないような作品のキャスティングオーディションの場合は注意することも必要です。キャスティングオーディションの募集の中には、無料で作品に参加できると謳っていたり、無料で声優デビューできると謳っているものがあります。

これらに合格したとしても、出演料をもらえなかったり、もらえたとしても少額だったりします。業者は、そうして手に入れた音源をある程度の値段で取引する、いわば仲介業者的な立場となります。そのため、声優のオーディションを受けるのであれば、大手の養成所に所属するためのオーディションか有名な作品、事務所が企画しているキャスティングオーディションがおすすめです。

また、広告掲載にお金をかけているようなオーディションは、主催者側がお金を出しても新人を発掘したいという思いがあるオーディションですので、受けてみても良いでしょう。

オーディションを受けるにあたって、新人の声優に求められているのは、声質と容姿と若さだと言われています。

しかし、それだけで声優として生きていくことはできません。容姿がきれいでも、年を重ねて新人が出てくれば、すぐに新人に抜かされてしまいます。そのため、演技力もなければいけません。しかし、オーディションの短い時間だけで演技力を理解してもらうのは無理があります。

そして、まずはオーディションに合格しなければ先はありません。オーディションで合格するために、声質と容姿と若さを売り込む必要性があります。

若さについては、実年齢のことなので、自分ではどうすることもできません。アイドル活動をするのであれば、年齢は大切です。

18歳から20歳くらいが売り込みしやすい年齢です。20代後半であれば、アイドル声優ではなく、少し方向転換が必要です。いずれにしても、まずはオーディションに合格して事務所に所属することを目指していくのが先決です。

実績があれば、適性年齢を越えていてもアイドル声優の役が回ってくることがありますが、無名の場合はほぼそのような役は来ません。容姿は生まれながらの部分も大きいですが、努力次第では変化できます。自分のキャラクターに合う見た目なら、人にも覚えてもらいやすくなります。

自分のキャラクターを固定化する意味でも、方向性が合う髪形や格好にしましょう。さら自分に似合っていることも大切です。自分自身と向き合って、自分を客観視し、似合う格好を見つけていきましょう。どんな格好でも、清潔感を大切にしましょう。

声質は、どんな人でも自分を武器にできる部分です。自分らしさを最大限生かせる声質を探りましょう。アニメのキャラクターはさまざまであるのと同様に、人の特性もさまざまです。キャラクターに合う声質だと感じてもらうために、働きかけることも大事です。