オーディションは情報を調べてから受けましょう

タレントになりたければ、まずはオーディションを受けなければなりません。だからといって、手当たり次第にオーディションを受けても意味がありません。

オーディションは主催者がいます。主催者となるのは芸能プロダクションですが、それぞれ独自のカラーを持ちます。そのプロダクションにはどんなタレントがいて特色があるのか、オーディションではどんな人材を求めているかなど、芸能プロダクションに関する情報を集めて、自分が受けたいオーディションを決めていきます。

オーディションを受ける場合、最初の難関となるのが、書類審査です。この段階で、この人と会ってみたいと思わせるような魅力的な書類を書くことが重要です。

ここで書く書類は、面接の時の資料にもなるので、気を抜かずに作成することが大切です。応募書類や写真をそのまま封筒に入れて送るのは避けましょう。封筒を開けて中身を確かめる時に、床に落としてしまい、紛失してしまうという事態が起こらないとも限りません。

応募書類と写真を送る時は、クリアファイルに入れてから送るようにしましょう。また、応募写真の裏には名前を書いておきましょう。そうすれば、誰の写真か分からないという事態を避けることができます。書類選考の段階では、審査員はまだ関わらない場合が多いです。

事務所の若いスタッフやマネージャーが2次選考に進める人材をピックアップする場合が多いです。応募書類は、主催者側が用意して指定している場合があります。その時はその用紙を使用します。

もし、それらが無い場合は、一般の履歴書ではなく、オーディション用の履歴書を用意します。オーディション用の履歴書は奢侈インを貼る部分が大きく、スリーサイズを書く欄があります。また、保護者同意欄やレッスン経験、出演経験などを書く欄もあるので書きやすいです。

次に審査員による書類選考があります。書類審査は、写真、志望動機、自己PRなどから行われます。多くの応募書類がある中で、審査員の目に留まるような履歴書を書く必要があります。審査員に対してアピールできるかどうかで、合格への道が開けるかの分かれ目となります。

他の人に負けない、自分らしさが表現できる特技があれば書きます。得意なことやアピールできるような受賞歴などはしっかりと記載します。

応募書類の中でも、応募写真は最初に見られるものです。オーディションで必要な写真は、バストアップ写真と全身写真1枚ずつです。

見た目がかわいい、かっこいいなど容姿端麗な場合は合格対象者となれますが、オーディションで合格するのは容姿端麗だけが条件ではありません。個性的なキャラクターが受けて人気となっている芸能人もたくさんいます。

オーディション写真を撮る時には、硬い表情にならないように、自然体で撮りましょう。顔は正面に向けて、姿勢を良くし、目力を意識しましょう。女の子の場合は、自然で優しい表情ができると良いでしょう。かわいらしさを強調するために上目遣いで写真を撮ると、バランスが悪く、逆効果になる恐れがあります。ロングヘアの人にありがちですが、顔を隠してしまわないようにしましょう。

髪の毛は耳にかけたり後ろでまとめて、顔がよく見えるようにします。メイクなナチュラルにしましょう。濃すぎるメイクは本人らしさが分からないため、マイナス評価となる場合があります。服装は、体型が分からないようなダボダボの服は避けましょう。

なるべく清潔感の感じられる服装を選びましょう。全身写真を撮る時は、頭からつま先まで全部が写るようにします。ミニスカートやホットパンツなど、脚が見えるタイプの服装がおすすめです。写真を送る時は、ピンボケだったり画質が悪いものは送らないようにしましょう。

画面が暗く、顔がはっきり見えないものも良くありません。顔が髪の毛で隠れていたり、体型が分からない服装で撮った写真も、ボツになりますので、写真の選定には注意しましょう。