取引に伴う楽器の運送

昔であれば捨てるしかなかったものでも、近頃、インターネットのオークションが普及してきたことで、多くの物が個人間で取引されるようになってきました。

インターネットオークションでは、ゲームソフトやDVD、本などの物が人気ですが、楽器の個人間の売買も頻繁に行われています。

以前までは楽器の運送というと、楽器屋が客に対してやるか、メーカー等が楽器屋まで運送をするケースがほとんどでしたが、今だと楽器屋ではない一般の方でも、持っている楽器の運送をする機会が発生するケースが多くなってきています。

楽器は通常時より慎重に取り扱うことが求められるものなので、運送する際にも丁寧に扱っていくことが必要になります。

ギターやベースといった楽器をお持ちの方は多くいらっしゃるかと思いますが、ハードケースがあるならば、梱包はエアクッションでぐるぐる巻きにするくらいで済むのですが、ケースが無い時はどうすればいいのか困るところです。

梱包は運送会社にそれを頼むことも出来ますし、梱包資材を手に入れて自分で包むことも出来ます。自分で梱包する際には、その楽器が運送している最中にダメージを受けないようにするという必要があります。ギター等の弦楽器であったら、まずは弦を少し緩めます。

そして、本体を出来たら大きめのビニールで覆ってから、梱包材を巻きます。その後、大きめのダンボールを入手して全体を覆うと、運送におけるダメージを防ぐことが出来ます。ダンボールはギターやベース用のものも発売されていますが、安く済ませたいのであれば、普通の立方体のものを分解し2つ連結させて大きなものを作ることが出来ます。

シンセサイザー等他の楽器も同じで、ぶつけられた際の傷を防ぐために、外側をダンボールにします。内側には、落下などの衝撃から楽器を守れるように、クッションになるものを入れる必要があります。

エアクッションなどの他に使えるものは、発泡スチロール、あるいは新聞を丸めたものもクッションとしてお役に立ちます。

楽器によっては大変高価なものもあります。特にビンテージ系の楽器の場合は、車を買えるくらいの高価のものもありますので、そういった楽器を運送する場合には、必ず運送会社に頼んで保険をかけるようにしましょう。

オーケストラも吹奏楽もソロが多いのはオーボエです