基本的な香典返しについてのマナーは、例を挙げると「のし」の水引きは黄白や黒白の結び切りだったりその変形型のあわじ結びにすべきといった点だったり、それ以外にも香典返しの時期、品物の種類、礼状の書き方、辞退された時の対応、お手伝いのお礼等いろいろとありますが、実のところこれらはその地域によってもマナーが違うようですので、実際はトラブル等を避けるためにもその地域の風習に合わせていくのが無難な選択と言えそうですね。
お礼を申し上げるという意味合いの香典返しは、本来、直接足を運び渡すのがマナーではありますが、それができない際は、挨拶状を添付して品を郵送します。その際、大切なのが挨拶状の文面で、マナーの1つとして文に「、」「。
」といった句読点を用いない、というような暗黙のルールがあります。なぜかというと、いくつか説がありますが、一般的に法事も含め滞りなく済むようにといった願いが込められていると捉えられていることが多いようです。
一般的に香典返しでの定番の品というとお茶やお菓子などの食品関連や洗剤、タオルなどの日用品関係、俗にいう消え物が無難と考える人が多いようですね。
最近ではそれら以外でも受け取る相手に選択する楽しさを味わっていただくといった意味でもカタログギフトを香典返しでの品物として選ぶ方も増えているようですね。受け取る側が欲しいものを選択できるので、相手に好まれるか否かでいったら外れが少なく手堅く合理的な贈り物と言えるのかも知れませんね。
香典返しのマナーはしっかりと学んでおくことが重要です。あなたに突然こういった機会が訪れるかもしれませんが、こんなときにあたふたしないように、常識やマナーはふだんから身につけておきましょう。このような場ではプロのサポートもありますが、恥をかかないためにきちんとした知識が必要になってきます。人の冠婚葬祭でもきちんと細かいところまでみて学ぶ姿勢を作っておいた方が良いでしょう。